フラワーブティック　ロージーガーランド

今日の京都の街は朝から雨、寒い一日でした。

或る法人様に毎年のように門松の見積書を提出した所、近県の支店に提出された他業者の見積が当店より安いとの事、価格を下げて欲しいとの要望！

其の業者は支店開設により本年度からの新規の取引、初めての見積提出に定価00000円と表示それの20％引きの価格提示をしたそうな。　門松に定価は可笑しかろ？　で、最初から何も言われないのに20％引き？　安くすれば本店と全支店の注文を貰えるとでも思ったのか？　余りにも安直な考え方と弱気な営業に呆れた。　こんな人の心と、お付き合いの時間と、人との関係を考えない、後ろ向けな営業を掛ける同業者がいる事が恥かしい。　「花屋には他に売る物が沢山あるやろ！」

私もサラリーマン時代に「値引きをするから買って下さい。」と当時有名な紳士服のアパレルメーカーの社長に言ったら「値引きをする営業なら、付き合えない。」と言われた事があります。　商品と価格設定に自信を持てと、言う事を得々と語られ、それから大変懇意にして頂き、青山にあった本社に良くお邪魔したものです。

誠に残念なのはこの方に「面白い爺が居るから会って見るか？」と言われたのですが、時間の都合が付かず合う事が適いませんでした。其の爺とは白洲次郎氏だったのです。　当時どんな人かも知らず、自分の無知・無学を呪うばかりです。　この社長とは石津健介氏です。

社長に教わった事、今でも大切に守ってますヨ。　今日は嫌な事が有ったけど、石津さんの事と若い時の事を思い出せたから良しです。

そうそう、今では当たり前の「グレープフルーツ」を初めて食べさせて頂いたのも石津社長でした。　「こんな苦いミカンは要らんわ！」これが本音でしたが、「美味しいですね～」とは言いましたがネ。いちよう営業マンですから。　社長改めて「ご馳走様でした！」

“花屋の営業って何だろう？（京都の花屋）”には4 個のコメントがあります。

1. 66-041 より:

   2009 年 12 月 4 日 11:18 AM

   朝から、いいお話を見させてもらいました。素晴らしい人との、出会いって、宝物ですねぇ。それに、このﾌﾞﾛｸﾞの内容も同感です。花は売っても魂は売らず!!　（ちょっと、大袈裟でした　（*^_^*）

2. ROSY より:

   2009 年 12 月 4 日 6:24 PM

   66-041様、コメントありがとうございます。
   人との出会いを大切に、そして、ちっちゃな花屋のプライドを持って、此れからも人生と言う旅を楽しみたいと思っております。これを機会にこれからも宜しくお付き合い下さいます様お願い致します。

3. 岐阜の後輩です。 より:

   2009 年 12 月 6 日 6:11 PM

   白洲次郎氏ですか・・・私も大好きな方です。「日本は戦争に負けただけで、奴隷になった訳ではない！」「恐れ多くも天皇陛下からの贈り物、その辺において置けとは何事かっ！」有名ですね。今の日本にこんなに気概をもって「国家」を考える人がいるのかな？と思います。というより早くそんな人が出てきてほしいと思います。業界も・・・。勿論、自店を守り、利益を出すのは経営者として当然の事かもしれません、でもその前に「日本人」としてどう生きるか・・というのもしっかりと考えて生きて行きたいですね。沖縄のＪ先輩は今のふらふら政治家をどう思っているのか聞きたいですね。気概も国家感の欠片も見えない人々・・・そうそう白洲次郎さんがご存命ならばどう思われるのかなぁ？。今丁度、白洲次郎さんの書かれた本を拝読中です。（難しくてなかなか進まないです）。

4. ROSY より:

   2009 年 12 月 6 日 8:44 PM

   何時もコメントありがとうございます。
   そうですね、彼なら今の日本を如何見るでしょうね？評判悪いけど前首相に何の柵も無く後二年、好きな様にやらして上げたらとの思いは有ります。彼は生前の次郎氏とも交流が深かったからネ。J君来月多分京都に来るだろうからゆっくり話し出来るかも？　
   今でも思うんですよ、もし、彼と会っていたら絶対違う人生を歩んでいただろうと･･･。私影響受け易いですから。　気概とは「何が何でも」と思う心。国家感（ナショナリズム）とは、自分を大切に、周りの人も大切にする事。　そう思っております。